ワンルームの片付けを成功させるコツは？ 手順や処分方法も解説！

1．ワンルームの片付けで困ることは？

まずは、ワンルームの片付けで困ることをチェックしておきましょう。

1-1．収納スペースが少なくてモノが入らない

ワンルームの片付けで1番困ることといえば、収納スペースが少なくてモノが収納しきれない点でしょう。ワンルームは室内にドアなどの仕切りがなく、廊下部分など余計なスペースを最小限に抑えています。収納スペースを確保しているところもありますが、1畳もないほどの収納スペースになっているワンルームがほとんどです。そのため、「収納する場所がない」「どこに収納すればいいのか……」と悩み、いつの間にか床がモノであふれてしまうことになります。収納スペースがないからと収納ボックスを増やしてしまい、足の踏み場がなくなるのもワンルームの収納が難しいところです。

1-2．ゾーニングの難しさ

ワンルームは仕切りがないからこそ部屋を広く見せることができますが、ゾーニングの難しさがデメリットでもあります。ゾーニングとは、整理収納において、部屋内の各エリアに役割を持たせることを意味している言葉です。ワンルームは1つの部屋が、限られたスペースで、食事・睡眠・入浴・トイレなどの要素を共有していかなければならないので、どうしてもゾーニングが難しくなってしまいます。あちこちにいろいろなモノが散らかってしまい、どこに何があるのか本人も分からなくなってしまいやすいのです。

2．ワンルームの片付けを成功させるコツと手順

ここでは、ワンルームの片付けを成功させるコツと手順を紹介します。

2-1．必要最低限なモノだけにする

ゾーニングが困難なワンルームだからこそ、必要最低限のモノだけにするのが1番のポイントです。ワンルームにはクローゼットといった収納スペースがなかったり、ほんのわずかなスペースだったりします。収納スペースがないので片付けられないと感じている方は、モノを減らすところから始めましょう。特に、たくさんのモノを持っている方は、「本当に自分にとって今必要なモノなのか？」と自問自答し、使っていないモノや要らないモノはどんどん処分します。収納ボックスなどを買い足すのであれば、モノを捨てたほうが効率的です。

2-2．片付けを習慣づける

ワンルームの片付けを成功させるコツとして、片付けを習慣づけることも大切です。ワンルームで生活している人は単身者がほとんどだと思いますが、時間がないことを理由に片付けを後回しにしているのではないでしょうか。毎日忙しくしていると片付けの時間がなかなかできず、部屋の中がすぐに散らかってしまうのも分かります。けれども、たった5分だけでもいいので、毎日片付けの時間を作るという意識を持ってください。5分もあれば、ワンルームの床に散らかっているモノを片付けることができるはずです。最初は面倒に感じると思いますが、毎日続ければ自然と習慣化するようになるでしょう。

2-3．出しっぱなしにしない

すぐに散らかってしまう人は、使ったモノを出しっぱなしにしがちです。服を脱ぎ散らかしたままにしたり、コンビニの弁当をそのままにしてしまったり……当てはまることがあるのではないでしょうか。ヘトヘトになって疲れて帰ってくると気力がなくなると思いますが、使ったモノは元の位置に戻すことを心がけてください。たとえば、郵便物を入れるボックスを置いたり、玄関先にハンガーポールを置いたりするなどしておくと、片付けが苦手な方でも整理整頓しやすくなります。

2-4．ワンルームを片付ける大まかな手順

ワンルームをどのように片付けたらいいのか分からない方は、以下の手順を参考にしてください。

1. 要らないモノと必要なモノに仕分ける
2. 要らないモノを処分する
3. 必要なモノの定位置を決めて収納する

大まかに分けると3つの手順でワンルームを片付けることができます。ワンルームは部屋が狭い分、1Kよりも片付けに時間と手間がかからなくなるのが大きなメリットです。モノを減らせば減らすほど片付けやすくなるので、自分にとって要らないモノを見極めるのが大きなポイントといえるでしょう。

3．ワンルームの片付けで出た不用品の処分方法

ここでは、ワンルームの片付けで出た不用品の処分方法を解説します。

3-1．自治体回収のゴミとして処分する

一般的な処分方法としては、自治体回収のゴミとして処分する方法があります。自治体回収のゴミとして処分する場合、自分でゴミを分別しなければならないのがデメリットです。燃えるゴミ・燃えないゴミ・粗大ゴミなど、不用品の素材やサイズによって異なります。事前にホームページ等で自治体のルールを確認しておかなければなりません。不用品が多いほど手間と時間がかかってしまいますが、粗大ゴミでも約200～500円で処分できるため、最小限の費用で捨てることができるでしょう。

3-2．不用品回収業者に依頼する

大量の不用品が出てきた場合は、自治体回収で処分するよりも不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。不用品回収業者の多くは、いろいろなジャンルの不用品を回収しています。ゴミの分別も業者側が行ってくれるため、自分で仕分ける必要もありません。要らないモノをまとめて処分できるのが、不用品回収業者に依頼する大きなメリットといえるでしょう。ただし、不用品の量が多いほど処分費用が割高になってしまうため、正式に依頼する前に見積書を入念にチェックすることが大切です。

3-3．再利用できるモノは買取に出す

不用品の処分にかかる費用を抑えたい方は、買取サービスを行っている業者に依頼するのも選択肢の1つです。不用品の中には買い取ってもらえるモノが含まれている可能性もあります。自分にとってはゴミと認識していたモノでも、価値があるモノとしてみなされるケースもあるのです。買い取ってもらえるモノを売却することで、処分費用を最小限に抑えられるでしょう。不用品の処分にかかる費用を抑えたい方は、一度査定を依頼してみてください。また、不用品回収業者の中には、買取サービスを行っているところもあります。

4．片付いた部屋を維持するコツは？

ここでは、片付いた部屋を維持するコツをいくつか紹介します。

4-1．本当に必要なモノだけ購入する

せっかく片付けたワンルームがまた汚くなってしまうと意味がありません。きれいな状態を維持し続けるために、新しいモノを購入する際は「本当に今必要かどうか」を考えてください。片付けられない人の多くは、衝動的に買ってしまったり、セールや値引きに弱かったりするところがあるでしょう。前述したように、ワンルームは収納スペースだけでなく居住空間も限られているため、必要最低限のモノにしておかなければなりません。どうしても欲しいモノがあれば、代用できるモノが家にあるか考えましょう。一度考える時間を設けることで冷静に判断できます。

4-2．使った後は元の場所に戻す

モノを使った後は、決められた場所にすぐ戻すことを意識づけてください。すぐに部屋が散らかってしまう人ほど、モノの置き場所を決めていない傾向があります。リモコンはテーブルの上、洋服はハンガーにかけるなど、置き場所・定位置を決めておくことで整理整頓しやすくなるでしょう。要らないモノを処分して、必要なモノを収納する際に、置き場所をきっかりと決めてください。そして、使用後はすぐに定位置に戻すことが大切です。

4-3．ゴミ捨てや掃除をこまめにする

毎日少しでも片付けることが大事だとお話しましたが、ゴミ捨てや掃除をこまめに行うのも大切なポイントです。ゴミをためてから一気に処分している方も多いと思います。けれども、それほどゴミが出ないからといってため込むのはNGです。また、汚れていないからといって掃除を怠るのもいけません。部屋が汚くなってから掃除したり片付けたりするのはとても大変ですので、最小限で済むようにこまめにゴミ捨てと掃除を行いましょう。

4-4．モノを増やさない

きれいな部屋を維持し続ける重要なポイントは、モノを増やさないことです。必要ないモノがたくさんあるからこそ、ワンルームでも片付けが面倒かつ難しくなってしまいます。定期的に持っているモノを見直し、「今使っているか」を基準に処分していきましょう。1年以上使っていないモノはもう使わないモノですし、使えなくなったモノもそのままにしておくのは無意味です。使う・使わないの2択で判断し、「もしかしたら使うかも」と思うモノも処分することを意識づけていきましょう。

5．ワンルームの片付けに関してよくある質問

ワンルームの片付けに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q．片付けを習慣づけるコツは？
A．無理にすべてを片付けようとしないことです。やる気があるのはとてもいいことなのですが、無理をしすぎてしまうとモチベーションが続かなくなってしまいます。無理にすべてを片付けようとはせず、自分のペースでゆっくりと片付けていきましょう。また、すべてを収納する必要もありません。あえて、一部のモノをインテリアとして部屋の中に出しておく方法もあります。ただし、よく使うモノは取り出しやすい場所に置いておくことが大切です。

Q．きれいに片付けるメリットは？
A．ワンルームでもきれいに片付けることで、気持ち良い生活が送れるようになります。片付けをいつまでも怠ってしまうと、どんどんゴチャゴチャになってしまうでしょう。いつの間にか足の踏み場がなくなり、ワンルームがゴミ屋敷化してしまいます。今すぐに使いたいモノが見つからなくなってしまうので、きれいに片付けて住み心地のいい部屋にしましょう。

Q．どんなモノが売れるのか？
A．ブランド品・家電・衣類・家具・ゲーム機など、さまざまなモノが買取対象になります。特に、日用品として使い勝手のいい家電類は高価買取が期待できるでしょう。自分にとって買い取ってもらえないと思っているモノでも買取対象になる可能性はあります。一度査定に出してみてもいいですし、買取業者のホームページ等で買取実績をチェックするといいでしょう。どのようなモノがいくらで売れているのか確認できます。

Q．どうしても捨てられないモノがある場合の対処法は？
A．一時的に保管しておくといいでしょう。そして、時間が経過した後にもう一度必要なモノか要らないモノか考えてください。しっかりと時間をかけて考えることで、冷静に判断できるでしょう。また、トランクルームを活用するのも選択肢の1つです。月額制なのでお金はかかりますが、トランクルームがあればもう1つの収納スペースが利用できます。

Q．不用品回収業者を選ぶ際のポイントは？
A．どの不用品回収業者に依頼すべきか分からない方は、以下のポイントに注目するといいでしょう。

• 不用品回収の実績があるか
• 回収だけでなく買取サービスも行っているか
• スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
• 見積書の内容が具体的に記載されているか
• 無料相談や無料見積もりを行っているか
• 実際に利用した人の口コミや評判がいいか

リサイクル買取サービスでは、不用品の回収と買取が同時に利用できます。たとえ、買取不可になったとしても処分できるため、一度お問い合わせください。

まとめ

ワンルームは収納スペースや居住空間が限られているからこそ、モノを最小限に抑えることが大切なポイントです。要らないモノと必要なモノを見極めて、不用品はまとめて処分しましょう。ゴミをため込まず、定期的に掃除をしたり片付けたりすることできれいな部屋を維持し続けられます。ぜひ日ごろから心がけてみてください。