ゴミ屋敷の掃除は自分でできるのか? プロに依頼すべきケースも紹介


「ゴミ屋敷を何とかしたいが、どうやって掃除すればよいのか?」とお悩みではありませんか? ゴミ屋敷を掃除するのは簡単なことでなく、事前にしっかり準備しておく必要があります。また、場合によってはプロの力を借りることも検討すべきです。

この記事では、ゴミ屋敷の問題点や自分で掃除する際の手順・プロに依頼するメリットなどを詳しくご紹介しましょう。

  1. ゴミ屋敷を掃除する前に
  2. ゴミ屋敷を自分で掃除する場合
  3. こんなときはプロに依頼しよう
  4. ゴミ屋敷の掃除に関するよくある質問

この記事を読むことで、ゴミ屋敷の掃除に必要な道具や、プロに依頼した場合の費用相場などが分かるはずです。

1.ゴミ屋敷を掃除する前に

まずは、ゴミ屋敷の問題点や片付けが難しい理由・掃除前にやるべきことなどをご紹介しましょう。

1-1.ゴミ屋敷をそのままにする問題点は?

ゴミ屋敷を放置するとさまざまな問題を引き起こすことになります。まず、家の劣化が進み、寿命を縮めてしまうことです。床に散乱したゴミが原因で湿気がこもり、カビが生えたり腐食したりしてしまいます。賃貸物件の場合は退去する際に高額な修繕費用を請求されてしまうことになるため、より注意が必要になるでしょう。また、ゴミ屋敷にはネズミやゴキブリ・ダニなどが発生しやすく、衛生状態が非常に悪くなります。アレルギーを引き起こすなど健康被害を招く心配も大きいでしょう。

1-2.ゴミ屋敷の掃除は難しい

ゴミ屋敷の掃除が難しいといわれている理由は、やはりゴミが多すぎることでしょう。床や壁が見えなくなるほど家中にゴミが散乱しているため、何から手を付けたらよいのか分からないのです。また、家がゴミ屋敷化する例は高齢者に多くなっています。高齢になると判断力や体力が低下し、なおさら片付けが難しくなってくるでしょう。

1-3.事前準備が必要不可欠

ゴミ屋敷を掃除する際は、必ず事前準備が必要です。何の準備もなく掃除に取りかかってしまうと途中で挫折してしまいます。掃除のスケジュールを立てておく・ゴミの回収日を確認しておく・掃除に必要な道具をそろえておくなど、しっかり準備をしてから始めましょう。

1-4.一人で掃除しようとしない

ゴミ屋敷を一人で掃除しようとするのはやめたほうがよいでしょう。一人だと終わりが見えず、モチベーションが維持できません。大型の家具を動かす必要も出てくるはずなので最低でも3人以上は人手がいると考えるべきです。手伝ってくれる人の都合も考えた上で、掃除のスケジュールを立ててください。

2.ゴミ屋敷を自分で掃除する場合

ゴミ屋敷を自分で掃除する方法や手順・ポイントなどをご紹介しましょう。

2-1.まずは道具をそろえる

掃除を始めるにあたって、まずは必要な道具をそろえましょう。最低でも以下のものを用意しておくと掃除がスムーズに進むはずです。

  • 軍手・マスク・エプロン・ゴーグル
  • 大量のゴミ袋
  • 段ボール
  • ガムテープ・ハサミ・ビニールひも
  • 殺虫剤
  • 雑巾・バケツ
  • 掃除機・モップ
  • 洗剤・ブラシ・スポンジ

2-2.掃除の手順を紹介

ゴミ屋敷を掃除する手順を詳しくご紹介します。

2-2-1.前日に害虫を駆除する

ゴミ屋敷の掃除中にゴキブリやハエなどの害虫が動き回ると集中できないため、最初に害虫駆除を行っておきましょう。掃除する前日に殺虫剤を使用して駆除するのがおすすめです。このとき、家具や食器・食品などはカバーで保護して煙の影響を受けないようにしましょう。殺虫剤使用後は十分に換気してから掃除に取りかかってください。

2-2-2.明らかなゴミを捨てていく

掃除は部屋の入り口付近から順に始めていきます。まずは、明らかにゴミと思われるものからゴミ袋に入れていきましょう。食べ残したお弁当や中身が入ったペットボトルなども出てくることが予想されるため、どんどん捨てていってゴミの量を減らしてください。ゴミの量が大幅に減ることで先が見えてくるはずです。

2-2-3.残りを仕分けする

次に、残ったものを「捨てるもの」と「残すもの」に仕分けしていきましょう。仕分け用の段ボールを用意してどんどん入れていくとスムーズに進みます。一つ一つ考えて判断する必要があるため、時間がかかる作業になるでしょう。余裕のあるスケジュールを立てておくことをおすすめします。

2-2-4.「捨てるもの」を処分し、清掃する

最後に、「捨てるもの」を運び出して処分方法を決め、部屋を清掃します。掃除機やモップだけできれいにならない場合は、洗剤と雑巾を使って拭き掃除をしてください。特に、生ゴミの浸出液は悪臭の原因になるため、念入りに掃除しておきましょう。

2-3.捨てにくいものは売って処分する

ゴミ屋敷にあるものを仕分けしていると「明らかに使わないが捨てるのはもったいないもの」も出てくると思います。そういったものは、売って処分することも検討しましょう。きれいに掃除をすれば買取対象になるものもあるはずです。

2-4.「迷ったら捨てる」のがポイント

ゴミ屋敷の掃除ではほとんどのものを処分するつもりでいてください。迷ったものは「捨てる」という判断をして間違いありません。迷っている分、時間もかかってしまいます。ゴミ屋敷になってしまった原因は「ものが多すぎること」なので、その原因を取り除かなければなりません。今後の生活に必要なものや売れるもの以外は、すべて処分しましょう。

2-5.処分方法に注意する

掃除で出たゴミや不用品の処分方法には注意が必要です。ゴミの分類や出し方は自治体によって違いがあるため、事前に確認しなければなりません。粗大ゴミとして捨てる際は申し込みや粗大ゴミ処理券の購入が必要です。また。1回に出せるゴミの量が決まっている場合もあるので注意してください。

3.こんなときはプロに依頼しよう

ゴミ屋敷の掃除をプロに依頼するメリットや費用相場などをまとめました。

3-1.プロに依頼すべきケースは?

以下のようなケースでは、プロに掃除を依頼すべきです。

  • 3DK以上の広さがある
  • キッチンやお風呂場などの水回りが機能していない
  • 家の外にも大量にゴミがある
  • 手伝ってくれる人がいない
  • 体が不自由
  • 遠方に住んでいて通うのが難しい

3-2.短時間で問題を解決できるのがメリット

ゴミ屋敷の掃除をプロに依頼するメリットは、手間をかけることなく短時間で掃除をしてもらえるという点です。自分で掃除をすれば何か月もかかってしまうようなゴミ屋敷でも、プロなら数時間~数日で掃除が完了します。

3-3.不用品の買取も依頼できる

ゴミ屋敷の掃除で出た不用品を買取してくれる業者もあります。新たに買取先を探す必要がないのは大きなメリットでしょう。もちろん、買取対象になるものは業者が選別してくれるため、手間をかけることはありません。

3-4.費用は部屋の間取りで決まることが多い

プロに掃除を依頼した場合の費用は、間取りで決まることが多くなっています。目安としては、1LDKで7万~20万円、2LDKだと12万~30万円前後が相場です。人件費のほか、車両費や回収運搬費・廃棄物処分費などが費用の内訳になります。

3-5.費用を節約するには?

ゴミ屋敷掃除にかかる費用相場を把握することが、費用節約のコツになります。複数の業者に無料見積もりを依頼し、内容を比較してみましょう。そうすることで大まかな相場を知ることができるはずです。また、可能なものはできるだけ買取してもらうことで処分費用を安く抑える方法もあります。

3-6.安心して依頼できる業者選びを

安心してゴミ屋敷の掃除を任せられる業者を選ぶために、以下のポイントを参考にするとよいでしょう。

  • 豊富な実績はあるか
  • 料金体系は明確か
  • 無料見積もりを受け付けているか
  • 廃棄物収集運搬業や古物商の許可を得ているか
  • 見積書に不明確な点はないか
  • 丁寧でスピーディーな対応か

4.ゴミ屋敷の掃除に関するよくある質問

「ゴミ屋敷を掃除したい」という人が感じるであろう疑問とその回答をまとめました。

Q.ゴミ屋敷になりやすい人の特徴を教えてください。
A.片付けが苦手・買い物依存症・ストレスをためこみやすいなどの特徴があるでしょう。

Q.高齢者の家がゴミ屋敷になりやすい理由にはどのようなものがありますか?
A.高齢者はもったいない精神が強い人が多く、ものを捨てることに抵抗を感じやすいためです。また、片付けたくても体が自由に動かず、思うように片付けられないのも理由の一つでしょう。

Q.何らかの病気がゴミ屋敷を作り出す原因になることもあるのですか?
A.はい。うつ病や認知症・ADHDなどがゴミ屋敷の原因になっている場合もあります。

Q.悪質な掃除業者に多い特徴を教えてください。
A.ホームページがない・所在地を明らかにしない・見積書に詳細が記載されていないなどの特徴があります。

Q.再びゴミ屋敷にならないようにするコツは何でしょうか?
A.ものを増やさないように心がける・定期的に掃除をする・ものの定位置を決めるなどがおすすめです。

まとめ

ゴミ屋敷を放置する問題や自分で掃除する方法・業者に依頼すべきケースなどをまとめてご紹介しました。ゴミ屋敷の問題を解決するには、プロの手を借りるべき場合もあります。今より状態が悪化する前に、対処方法を考えてみてください。


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