部屋が片付けられない原因は心の病? 片付けられない症候群を徹底解説


あなたはこんなことで困っていませんか?
「片付けようとしているのにすぐに集中力が切れる」
「片付け方がわからない」
「片付けても片付けても散らかってしまう」
「ものを捨てると不安でたまらない」
上記のような悩みを抱えている方は、近年急増している”片付けられない症候群”の可能性があります。片付けられない状態は、心の病が原因となっているケースも多いのです。片付けられない症候群を放っておくと、ごみ屋敷に発展する恐れもあるでしょう。そこでこの記事では、片付けられない人の特徴や心理を詳しく解説します。

  1. どうして片付けられない?理由が知りたい!
  2. 片付けられない人の特徴
  3. 片付けられない人が抱える心の病とは?
  4. 片付けられない人へ周囲ができること
  5. 片付けられないけど片付けたい人へ
  6. 片付けられない人の救世主!業者に依頼しよう
  7. 部屋の片付けについてよくある質問

この記事を読むことで、片付けられない悩みに潜む本当の原因を知ることができます。
片付けられない悩みを抱え、困っている方はぜひ読んでみてくださいね。

1.どうして片付けられない?理由が知りたい!

1-1.片付けられない理由

現代人が抱える片付けられない理由を見てみましょう。

  • 忙しくて片付ける暇がない
  • 家には寝に帰るだけ
  • 家事や育児が忙しく片付ける心の余裕がない
  • どこから手を付けていいかわからない
  • 散らかっている状態さえ気付いていない
  • ストレスや悩みが大きく片付ける気持ちにならない
  • 片付けてもすぐに散らかってしまう
  • ごみの処分ルールが面倒
  • 病気や高齢のため

仕事や家事・育児に日々フル稼働している若い人は、片付ける時間がない人がほとんどです。散らかっていることはわかっていても、片付けする余裕がありません。ごみや不用品がどんどん溜(た)まっていくと、片付けが億劫(おっくう)になってしまうのです。また、高齢者に多い理由は、体が思うように動かず片付けられないことでしょう。高齢化社会が進む近年、一人暮らしのお年寄りも多くなりました。寂しさから、ものに執着するようになる人もいるのです。近年、ごみの処分ルールが難しくなったことも片付けられない理由の1つになっています。

1-2.ご存じですか?片付けられない症候群

日本では昔から「整理整頓」という言葉が根付き、小さなころから”片付ける”ことが当たり前になっています。ですから、”片付けられない=だらしがない”と思いがちです。しかし、片付けられない人の中には、脳の疾患で片付けができない状態にある人もいます。”片付けられない症候群”という言葉を聞いたことはないでしょうか?近年、片付けられない人が急増している理由には、片付けられない症候群という脳の病気が深く関係しているということがわかってきました。片付けられない症候群は、決して珍しい病気ではありません。日々のストレスや、大きなショックを受けたとき、ささいなきっかけでも引き起こされる精神疾患なのです。

1-3.ごみ屋敷は心のSOS

もはや、社会問題になるつつあるごみ屋敷問題。家の中や敷地内にごみや不用品が溜(た)まった様子がTVでもよく取り上げられていますよね。「どうしてあんなになるまで放っていたんだ・・?」と疑問に思う方も多いでしょう。確かに、ごみ屋敷は、いきなりでき上がったものではありません。ごみ屋敷になる前は、散らかった程度だったでしょう。長い期間をかけ、ごみ屋敷の住人がごみを集め続けた結果、ごみ屋敷になったのです。”ごみを溜(た)め込む””ごみを集める”という行動は、何らかの精神的疾患を抱えていることがわかっています。精神的な病気が原因でごみ屋敷になっているのでしょう。ごみ屋敷は、住人の心のSOSに違いありません。

1-4.片付けられないとこんなことで困ります

部屋が散らかっている状態は精神的にも身体的にもさまざまな悪影響があります。

【使いたいときにものが見つからない】

散らかった部屋は、ものが整理整頓できていないた必要なものが見つかりづらい状態です。使いたいときに見つけることができないため、結局同じものを購入しなければなりません。2度買いが多くなり、お金を使うことも多くなります。

【イライラする】

散らかった部屋は、集中力が続かずイライラすることも増えます。片付けられないことで自分を責め、追いつめられてしまう人も多いです。放っておくと精神的疾患につながる可能性があります。

【悪臭や害虫が発生する】

ごみや不用品を放っておくと悪臭が発生しゴキブリなどの害虫に悩まされることになります。近隣住民からのクレームが入るのも時間の問題です。

【カビやダニによるアレルギーの発症】

掃除が不十分な部屋では、埃やダニ・カビの悪影響でアレルギーを引き起こす恐れがあるでしょう。喘息(ぜんそく)や気管支炎・鼻炎など色々な症状に悩まされることになります。

【孤独になる】

部屋の掃除をしない人は、部屋に人を呼べないことがきっかけでどんどん孤独になっていきます。散らかった部屋を見られたくないという気持ちが大きくなり人を避けるようになるのです。孤独になれば相談相手もいなくなり、精神疾患は悪化していきます。ごみ屋敷の住人に多い症状です。

【火災や放火の危険性】

近年、ごみ屋敷の放火や火災が危険視されています。火災が発生している家の多くは、部屋が散らかっていることが原因です。ごみの溜(た)まった部屋は、火災が起こりやすく、燃え広がるのも早いのでしょう。消防車が駆け付けたときには手が付けられない状態になっていることも珍しくありません。隣近所へ燃え広がる危険もあるため、住民からの不安の声が大きくなります。

2.片付けられない人の特徴

片付けられない人にはどのような特徴があるのでしょうか?詳しく見てみましょう。

2-1.片付けられない人が増えている理由

少子高齢化が加速する現代では、心にストレスや悩みを抱える人が多くなりました。昔のように地域のコミュニティーもなくなり、人と接する機会も減っています。1人暮らしの高齢者が増え、孤立していいる人も多いでしょう。ごみの処分ルールは年々厳しくなり、捨てるだけで手間と費用がかかるようにもなりました。高齢者や経済的に苦しい状況の人は、ごみを簡単に捨てられなくなってしまったのです。 ごみ処分ルールを知らない人は、不用品の捨て方がわかりません。捨てるのが面倒だから家に溜(た)め込んでいる人も多いです。また、夫婦共働きは当たり前になり、家には寝に帰るといった人も多いでしょう。ストレス社会に生きる現代人の心の闇が、ごみ屋敷や片付けられない症候群という形で浮き彫りになってきています。

2-2.片付けられない人の心理

片付けられない人の心理は大きく分けて2つです。

  • 片付け方を知らない
  • そもそも片付けようとしていない

片付けようとどんなに頑張っても、方法がわからなければ、片付けられるわけがありませんよね。片付けても、片付けても散らかってしまうという人は、正しい片付け方を知らないのです。片付けたいけど片付けられないというジレンマを感じ、自分のことを責めてしまう人もいます。
一方、”片付けようとしていない人”というのは、少し厄介でしょう。なぜなら、片付けようとしない人は、精神的な病を抱えている可能性があるからです。人は、通常の精神状態であれば、キレイな部屋で過ごしたいと思うのが普通でしょう。しかし、精神的な病を抱えると、自分の家が散らかっていることさえ気付かなくなってしまうのです。害虫や害獣がいても気にならなくなります。

2-3.片付けられない人に共通する特徴

片付けられない人には、以下のような特徴が見られます。

  1. ものを捨てられない
    使っていないものもいつ使うかわからないからと、なかなか捨てられません。もったいないが口ぐせで、着ない服・食べない食品・はかない靴などもしまい込む癖があります。
  2. 物事を先延ばしにする癖がある
    今やればいいことも「後でやればいいや」「次の週末に・・」と物事を先延ばしにします。いつまで経(た)っても片付きません。
  3. できない(やらない)理由を探してしまう
    「今日は○○だから」「今の状態が便利」などと理由を付けて、片付けないことを正当化します。変わりたいと思っていても、言い訳ばかりして行動に移せません。
  4. 片付けを一気にやろうとする
    「連休に入ってから」「休みになったら」など片付けを一気にやろうとする人は、一向に手を付けません。一気にやろうとするから億劫(おっくう)になります。やろうと思っているけど数か月経(た)っている・・という人も多いです。
  5. とりあえず収納すればいいと考えている
    片付けの基本は「しまう」ことだと考えています。目の前から見えなくなることが片付けだと思っているのです。「収納が少ないから・・・」「新しい収納を買えば片付く」と考えています。
  6. 安い・限定・SALEに弱い
    ものを溜(た)め込む癖がある人に多いのが、「安い」「限定」という言葉に弱いことです。ものが「ほしい」「必要」という理由ではなく「安い」という理由で購入するため結局使わず溜(た)め込むことになります。

2-4.片付けられない人と捨てられない人

片付けられない原因って知っていますか?ものを「捨てられない」ことなんです。ものが捨てられない人は、家にどんどんものが溜(た)まってしまいます。捨てられないばかりか、不用品をどこからか拾ってきて集めてしまう人もいるのです。このような行動は、精神疾患が原因といわれています。

3.片付けられない人が抱える心の病とは?

片付けられない症候群になる精神疾患についてご紹介します。

3-1.片付けられない人が抱える病気や障害

【ADHD・ADD(注意欠陥多動性障害)】

片付けられない症候群の原因です。女性に多く、片付けられない症候群が注目されている近年、自分がADHDではないか?と大人になって気付く方が増えています。集中力がなく多動性が見られ、行動のコントロールがしづらい状態です。片付けられないことに加え、段取りを組むのが苦手・優先順位が付けられないといった悩みを抱えています。

【うつ病】

うつ病は、気分の浮き沈みが激しく、ひどいときは1日中起きられない状態になります。興味や関心がなくなり、精神活動が低下し、掃除などをする意欲がありません。

【強迫性貯蔵症】

海外ではホーディング、日本語では強迫性貯蔵症と呼ばれ、片付けられない症候群の1種です。捨てられない人は、ものを捨てることに不安感を抱きます。不用品を集めてくることが生きがいになり、ごみで心を満たそうとしているのでしょう。ですから、ごみをごみだと思っていません。

【総合失調症】

脳や神経系に生じる慢性疾患です。妄想や幻想を見ることが多くなります。明らかに間違ったことも信じ、周りの言葉を受け入れません。ごみや不用品を溜(た)める生活が、正しいことだと認識しています。

【セルフネグレスト】

セルフネグレストとは、自己放任といい、孤独死する人やごみ屋敷の住人に多いといわれています。自分自身に関心が無くなり、自暴自棄に近い状態です。日常生活がどうなろうと、自分がどうなろうと関係ないと考えます。食事やお風呂をとることも拒否してしまうのです。当然、部屋の掃除もしなくなります。

【認知症】

認知症を患うのは高齢者だけではありません。最近では若年性認知症といって、64歳以下の若い人も認知症と診断される人が多くなりました。物忘れが多くなり次第に日常生活を送ることが困難になります。

3-2.もしかして私も?片付けられない症候群セルフチェック!

片付けが苦手だと思っている方、気付いたら部屋が散らかっているという方、あなたももしかしたら片付けられない症候群かもしれません。ぜひ、下記のリストでセルフチェックしてみましょう。

  • 仕事でケアレスミスが多い
  • 注意力が散漫
  • 集中力が継続しない
  • 会話が飛び、何を話しているかわからなくなる
  • じっとすることが苦手(落ち着きがない)
  • 待つのが苦手
  • 片付けの途中で気付けば違うことをしている
  • 忘れ物と物忘れが多い
  • 何をやろうとしていたかわからなくなる
  • 挙動不審だといわれることがある
  • 早とちりすることが多い
  • やりたいことは今すぐやらないと気が済まない
  • 考えが大きく飛躍してしまう

いかがでしょうか?上記項目のうち、6~10個以上当てはまる場合は、”片付けられない症候群”の可能性ありです。片付けられない症候群の方でも早めに改善すれば片付けられるようになります。あきらめず片付けのコツを掴(つか)んでいきましょう。

4.片付けられない人へ周囲ができること

部屋が片付けられなくて悩んでいる人の中には、同居している家族が片付けられなくて困っている人も多いでしょう。この項では、自分以外の誰かが”片付けられない”状態になっているときの対処法をご案内します。

4-1.片付けられない人への対応策

部屋を片付けるには、片付けられない原因を知り、改善しなければ意味がありません。ただ、無理やり片付けても根本的な解決にはならないのです。片付けられないことを悩んでいる人に責めるような言葉をいうと精神的疾患が悪化する恐れもあります。まずは、”どうして片付けられなくなっているか?”という原因を探ることから始めましょう。そして心に寄り添ってあげることが大切です。害虫の発生や悪臭で不衛生になるようなごみは、片付けられない人が見ていない間に捨ててください。

4-2.どこに相談したらいい?

本人が片付けたいと思っていて、片付けられない場合は、業者に相談して片付けてもらうこともできます。問題は、”片付けたくない””ごみを必要なもの”だと思い込んでいる場合です。片付けられない人が精神的な疾患を患っている場合は、専門のカウンセラーに相談したほうがいいでしょう。保健所や精神保健福祉センターでは、専門の医療機関を紹介してくれます。ぜひ問い合わせてみてください。

4-3.心の病を抱える人の治療について

精神疾患を患っている人の治療は、症状や重症度により異なります。また、病気の種類によっても対処法が変わるため、医師やカウンセラーに相談しましょう。軽度のものなら、十分な睡眠やストレスを発散させることで状況が良くなることも多いです。いずれにしても、放置すればどんどん悪化します。早めに治療を開始することが大切です。

4-4.こんな人は治療が必要です。

専門のカウンセラーや病院の治療を受けなくてはいけない状態ってどんな症状なのでしょうか?以下をご覧ください。

  • 幻聴や幻想を見ている
  • 誰かが自分を襲おうとしているなど思い込みが激しい
  • 1日中寝ている(起きれない)
  • 食事を摂(と)らない
  • 近所や家族に不信感を持ち、攻撃的
  • 毎日大量にものを集めてくる
  • 話がかみ合わない
  • ごみを捨てることに異常な不安感を示す
  • 物忘れが激しく日常生活が送れない

上記以外にも、家族から見て「変わった」「おかしい」と感じることがあれば、カウンセラーに相談しましょう。精神疾患を患う人は、自分が病気だとは気付いていません。病気だという事実を受け入れることもできないのです。まずはどのように対処すればいいか専門家のアドバイスを仰ぎましょう。

4-5.片付けられない人は何科へ行けばいい?

片付けられない人が治療を受ける場合は、精神科や心療内科、メンタルヘルス科です。最近は、片付けられない症候群(ADHD)に対応した精神科も増えています。精神科や心療内科は、予約制の病院が多いため、事前に確認してください。

4-6.主な治療方法

片付けられない症候群など精神疾患の治療は、薬を使うものとカウンセリングや認知行動療法などがあります。認知行動療法とは、思い込みや考え方の癖を矯正していく治療法です。片付けられない症候群を患う人には、マイナス思考の人が多く自己評価が低い傾向にあります。”物事を悪い方向に考える””~しなければいけない”という考え方を矯正し改善していくのです。また、カウンセリング療法は、医師やカウンセラーと話し合いながら問題を解決します。現状の把握や問題点の整理を行うことで症状が改善していくのです。薬の治療は、症状を抑え、効果が見られるまで数週間飲み続ける必要があります。片付けられない症候群で使われる代表的な薬はアトモキセチンとメチルフェミニデートです。どちらもドーパミンを増やし、ADHDの症状を抑えます。

4-7.注意したいこと

家族や友人が片付けられなくなっている場合、やってはいけないことは、無理やり片付けを促すことと、片付けられないことを責めることです。精神疾患を患っているからといって、人間的にダメなわけではありません。性格の問題でもなく、脳の病気がただ行動に表れている状態なのです。部屋の片づけを本人が拒否し、家族が行うのも困難な場合は片付け業者に依頼し片付けてもらう手もあります。だらしがないとか怠けていると頭ごなしに決めつけず、ゆっくりと心の病を治すことが片付けへの第1歩です。

5.片付けられないけど片付けたい人へ

片付けたくても片付け方がわからない方へ、簡単な片付け方法をご紹介します。

5-1.片付けの手順

片付けで一番大切なことは、ものを処分することです。ものが無くなれば、散らかることが少なくなります。今までものを溜(た)め込むことが当たり前だった方には、何を捨てていいかの基準がわかりづらいでしょう。そこで、これからご紹介する手順で、ものの仕分けをしてみてください。

5-1-1.明らかなごみから捨てる

ものの仕分けをするにはスペースが必要です。部屋中ごみや不用品でいっぱいという方は、まず明らかなごみから捨てスペースを作りましょう。お弁当の容器や紙・空き缶やペットボトル・お菓子の袋など、どう見てもごみだとわかるものからどんどんゴミ袋に入れてください。

5-1-2.ものを全部出す

ものを仕分けするには、ものをすべて出すことから始まります。すべてのものを出さないと、何を持っているのか把握できません。ものを全部出したら、いよいよ仕分けしていきます。

5-1-3.仕分けする

ものの仕分けとは、目の前にあるものを「要るもの」「要らないもの」に分けることです。どうしても判断できないものは、箱を1つ用意し「迷うもの」として入れてください。迷うものは、片付けの最後にもう一度仕分けします。

5-1-4.仕分けの基準

片付けられない人は、部屋が散らかりやすいためものを大幅に減らすことが重要です。「今使っているもの」だけを残してあとはすべて処分したほうがいいでしょう。

  • 1年以上着ていない服・靴
  • いつか着よう(使おう)と思っているもの
  • 3年以上出してない家電やもの
  • サイズの合わない服・流行遅れの服は
  • 賞味期限が過ぎた食品
  • 高かったからという理由で残してるもの
  • 試供品やサンプル
  • 壊れて使えないもの

上記のような仕分けルールを参考に、要るもの、要らないものに分けてください。いつか着ようと思っている洋服は、着ないことの方が多いです。もったいないと思い家にしまっていても使わなければ意味がありません。要らないものは処分して、家も心もスッキリと整えましょう。

5-2.ものを捨てる方法

仕分けした不用品の中には、まだ使えるものも多く含まれているでしょう。状態のいい服やものは、リサイクルショップに買い取ってもらえます。不用品もお金に変えることで、処分しやすくなるでしょう。また、捨てることに抵抗がある方もリセールして誰かが使ってくれるとわかれば、処分しやすくなります。買い取りは、不用品回収業者にも依頼可能です。リサイクルショップと違い、買い取りできなかったものを回収・処分してもらえます。

5-3.ものを増やさないようにするには?

せっかく片付けた部屋もすぐに散らかってしまうという方は、ものを増やさないことを意識しましょう。ものを増やさないようにするには、

  • 安い・限定・セール品は買わない
  • 100円均一には行かない
  • 試供品をもらわない
  • ポストのチラシはすぐに処分
  • ものを買うときはよく考える
  • お金を必要以上持ち歩かない

といった対策を行ってください。とにかく「買わない」「もらわない」「持ち込まない」の3原則を心に刻みましょう!必要以上にお金を持ち歩かなければ、「ストレスで大人買い~」することもなくなりますよ。

5-4.レンタル収納スペースを活用しよう

家にものが溢(あふ)れて困っているけど「やっぱりどうしても捨てられない!」という方必見!家のものを一気に収納できるレンタル収納スペースというサービスがあります。家の外に収納(クローゼット)を借りるイメージです。どうしても捨てられないけど、家の中で場所を取っているものや、漫画コレクションなどをまとめて預けられます。レンタル収納スペースを使えば、無理に仕分けして処分する必要はありません。収納スペースは、預けたいものにより大きさを選べます。ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

6.片付けられない人の救世主!業者に依頼しよう

6-1.こんな方はプロに依頼しよう

片付けの方法はわかったけど・・・

  • 集中力が続かない
  • 片付けようとしてもいざとなると面倒
  • 片付け方がわからない
  • 自分で捨てる自信がない
  • できれば何にもやりたくない

という人には、片付けを業者に任せてしまいましょう!「え?部屋の片付けを業者に?」とびっくりされた人もいますよね。特に主婦は、家事の1つである片づけを業者に依頼することに抵抗がある方も多いでしょう。しかし、忙しい人が多い現代では、家事の一部を業者に依頼して手間を省く人が増えてきました。依頼できるなら、やってもらった方が楽なのです。できないからと無理に自分を責める必要もありません。

6-2.プロに依頼すると得られるメリット

片づけをプロに依頼すれば、片付けられないことに悩む日々から解放されます。自分ができないことで悩んでいるより、気持ちを切り替えて業者を上手に活用すれば解決です。また、家族に片付けられない人がいる場合も業者を活用することで得られるメリットがあります。たとえば奥さまが片付けられない人として、片付けできない自分を責めている場合。家族や旦那さんが、代わりに片付ける姿を見ると「申し訳ない」という気持ちで自分をさらに追いつめてしまいます。そんなときも、「業者に任せればいいんだよ」と促すことで、気持ちを切り替えてもらうきっかけになるでしょう。精神的な疾患が原因で片付けられないのは、本人の意思だけではどうしようもありません。業者というワンクッション入ることで、症状が緩和されることもあるのです。

6-3.不用品回収業者を選ぶポイント

片付けを依頼する不用品回収業者の選択は慎重に行いましょう。間違った選び方をすると、トラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。以下の点を参考に、安心して任せられる業者に依頼してくださいね。

【見積書と領収書の発行】

不用品回収業者で多いトラブルが料金トラブルです。「最初に聞いた金額と違う」「追加料金は聞いてない」などのトラブルが報告されています。このような問題を防ぐためには、きちんと見積書を発行してもらうことです。見積書には作業内容な金額が書かれているか確認してください。料金支払い後は領収書をもらいましょう。

【買い取りサービスがあること】

不用品回収業者の買い取りサービスは、リサイクルショップに比べ手間がかかりません。不用品の回収と買い取りを同時に行ってくれるため、非常に便利です。買い取り料金を片付けや回収費用と相殺してもらえれば、費用も安くなるでしょう。

【自治体の許可があること】

家庭から出た不用品を買い取りするには古物商許可が必要です。自治体の許可を得ている業者かどうか、ホームページなどで確認してみましょう。許可のない業者に依頼すると、不法投棄など思わぬ事件に巻き込まれてしまう可能性があります。注意してください。

6-4.片付けを業者に依頼する費用は?

不用品回収業者の一般的な料金体系は

  • 基本料金+品物毎(ごと)の料金ー買い取り金額=合計

です。買取品が多ければ、かなり費用を抑えることができます。基本費用は、3000円~5000円の業者が多いです。業者によってはかからない場合もあるため確認してみましょう。また、まとめて依頼すれば品物毎(ごと)ではなく、全体の量で安く見積もりをしてもらえることもあります。家の不用品は数をまとめて依頼しましょう。

6-5.業者に依頼した場合の流れ

業者への依頼から作業終了までの流れをご紹介します。

  1. 業者へ申し込み
    電話やホームページから見積もり依頼をします。急いでいる方や片付けの相談をしたい方は電話のほうがいいでしょう。
  2. 見積日の打ち合わせ
    早ければ即日、遅くても1週間以内には見積もりに来てもらえるでしょう。都合のいい日を指定して見積依頼します。回収してほしい不用品をあらかじめ伝えておくと便利です。
  3. 見積もり・査定
    自宅で、品物を見ながら見積もりと査定を行います。金額や作業内容に納得すれば、その場で回収となることが多いです。
  4. 搬出・運搬
    不用品を家から搬出し、トラックに積みます。すべて業者が行うため依頼者は何もする必要がありません。
  5. 作業確認・支払い
    作業が終われば、作業内容と積み忘れがないか確認します。また、間違って他のものを積んでないかも確認してください。チェックが終われば支払いです。
  6. 領収書を発行してもらい終了
    支払い後領収書を発行してもらえば作業終了です。不用品回収業者とうまく付き合えば定期的に回収に来てもらえます。

6-6.業者に依頼するときの注意点

不用品の回収や買い取りを行う業者の中には、”無料回収”や”高価買取”をスピーカーで鳴らしながらトラック1台で回る業者がいます。不用品業者のトラブルはほとんどが、トラックで回収・営業する業者です。「トラックに積み込んだあと、高額な料金を請求された」「売りたくないものまで無理やり安い値段で買い取っていった」というトラブルが多く報告されています。トラック1台で回る業者への依頼は避けた方がいいでしょう。不用品を回収してもらうときは、必ず所在地がしっかりとわかる業者に依頼してください。

7.部屋の片付けについてよくある質問

7-1.片付けられない症候群でものを仕分けすることが苦手です。何かいい方法はありませんか?

自分で仕分けできない場合は、家族や業者に依頼することをオススメします。色々な人の力を借りて自分が一番楽な方法を選んでください。

7-2.引っ越しが間近に迫っていて時間がありません。急いで不用品処分をお願いできますか?

できるだけ早く不用品回収業者に相談してください。都合に合わせて、搬出時間を調整してくれるはずです。まずは、業者を選び、問い合わせてみましょう。

7-3.ベランダに溜(た)まったごみの処分に困っています。ごみ処分してもらえますか?

もちろんです。不用品の回収だけではなく処分に困っているごみの回収も不用品回収業者に依頼できます。

7-4.使っていない事務所がごみ屋敷状態です。法人の不用品でも回収してもらえますか?

オフィスの掃除や片付け、不用品の回収なども依頼可能です。対応してもらえる不用品回収業者に相談しましょう。大型トラックを所有している業者をオススメします。

7-5.不用品を高く買い取ってもらうポイントはありますか?

買い取り価格を高くしてもらうには、1個ではなくまとめて査定を依頼することです。また、汚れはキレイにふき取り、購入時の付属品などは揃(そろ)えておきましょう。ブランド品の場合は鑑定書や保証書があると高価買取になります。保存袋なども価値があるため忘れずに用意してください。

まとめ

いかがでしたか?この記事では、片付けられない人の特徴や心理について解説しました。片付けられない状態を作る原因は、精神的な病が関係していることも多いです。片付けられないという表面上の問題だけクローズアップするのでは、解決につながりません。”どうして片付けられない状態なのか?””昔からそうだったのか”など、行動や様子をよく観察してみましょう。自分で「片付けられない症候群かもしれない」と感じたら、家族やカウンセラーに相談してください。片付けは業者に依頼すれば済むことです。それよりも心の病を1日でも早く治療できるよう、周りのサポートを大切にしましょう。


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