汚部屋から脱出するには手順が重要! 確実に片付ける方法を解説!
「汚部屋から何とか脱出したいので、効率よく片付ける手順を詳しく知りたい」とお考えではありませんか? 汚部屋はさまざまなデメリットがあるため、何とかして脱出したいですよね。しかし、実際にどんな手順で片付けるとよいのか、片付けた後にキレイな部屋を維持するにはどうすればよいのかなど、よく分からないこともあるでしょう。
そこで今回は、汚部屋から脱出する手順について詳しく解説します。
- 汚部屋の問題点は?
- 汚部屋を片付けるメリット
- 汚部屋を片付ける前にチェックすること
- 汚部屋を片付ける手順
- キレイな状態を維持するポイントは?
- 汚部屋の片付けを業者に依頼する方法
- 汚部屋から脱出する手順に関するよくある質問
この記事を読むことで、汚部屋から脱出する手順やポイントがよく分かります。汚部屋から脱出したい方は、最後まで記事を読んでみてください。
1.汚部屋の問題点は?
最初に、汚部屋にはどんな問題点があるか、詳しく見ていきましょう。
1-1.ものが傷みやすい
ものが傷みやすいのも、汚部屋の問題点です。汚部屋は風とおしが悪く、ホコリや湿気がたまって雑菌やカビが繁殖しやすく、ものが早く傷んでしまいます。そのため、大切な思い出の品を処分せざるを得ないこともあるでしょう。また、ものを買い替えるサイクルが早くなるため、とても不経済です。ものを大切にするという考えから遠ざかってしまうのも、エコに反しているといえます。
1-2.ものをなくしやすい
汚部屋の問題点として、ものをなくしやすいことも挙げられます。部屋に大量のものがあるため、どこに何があるのか分かりづらいからです。汚部屋から同じものが大量に見つかるのは、なくしたと勘違いして新たに購入してしまうケースが多いことが考えられます。不用品が増えてさらに状況が悪化するだけでなく、無駄な出費が発生する点でも問題です。
1-3.生活動線が乱れる
汚部屋では、生活動線が乱れるのも問題点になります。ものがきちんと片付いた部屋なら、生活動線を確保できるので、普通に暮らすのに支障が出ることはないでしょう。しかし、汚部屋では、足の踏み場もないほど多くのものであふれており、スムーズに移動できません。そのため、移動するのに時間がかかったり遠回りをしたりするケースもあり、暮らしにくくなってしまいます。
1-4.雑菌・カビ・害虫が繁殖しやすい
雑菌・カビ・害虫が繁殖しやすいのも、汚部屋の大きな問題点になります。汚部屋はものが多く積み上がっている状態で、風とおしが悪く湿気がこもってしまいがちです。すると、雑菌・カビ・害虫が繁殖しやすくなり、とても不衛生な状態になります。そのため、体調を崩してしまうケースが多く見られるのです。また、体調を崩した後も、なかなか回復しなかったり悪化したりすることもあります。不衛生な状態では、病気の原因になることがあるので、早急な改善が必要です。
1-5.精神的に悪影響がある
汚部屋で過ごすことで、精神的に悪影響があるのも問題といえます。ゴミや不用品が部屋に散乱した状態は、脳が無意識に疲労するからです。また、さまざまな情報が視覚から入ると、大きなストレスになります。なかなか疲れが取れない、すぐにイライラしてしまうといった人は、汚部屋から精神的に悪影響を受けている可能性が高いでしょう。
1-6.失火の原因になることがある
汚部屋は、失火の原因になることがあるので注意が必要です。ゴミや不用品が部屋に積み上がった状態では、コンセントにホコリがたまりやすくなります。すると、何らかの拍子にコンセントから発火して、周囲に燃え移ることがあるのです。多くのものが邪魔になり消火活動が遅れると、大きな被害につながりやすいので気を付けてください。
1-7.賃貸物件を退去させられることがある
賃貸物件の場合は、汚部屋にすることが契約違反と見なされて、退去を命じられることがあります。賃貸物件は、契約時に適切な掃除・管理によりキレイに使うことが義務付けられているはずです。汚部屋にしてしまってもすぐに退去を命じられるとは限りませんが、近隣から苦情が出ることなどがあると、住み続けるのが難しくなるでしょう。
2.汚部屋を片付けるメリット
汚部屋を片付けると、さまざまなメリットがあります。
2-1.生活動線が改善して暮らしやすくなる
汚部屋を片付けると、生活動線が改善して暮らしやすくなるのがメリットになります。移動する際にも、ものをよける必要がなくスムーズで、時間もかかりません。生活動線が改善すれば、動きやすくなって運動量が増えます。すると、運動不足の解消につながるので、心身の調子が向上する効果も期待できるでしょう。
2-2.気持ちがスッキリする
汚部屋を片付けると、気持ちがスッキリします。多くのものであふれた部屋は、圧迫感を覚えることから、重苦しい気持ちになりやすいからです。実際に、汚部屋から脱出した人の多くから、気持ちがスッキリして明るくなった、前向きに考えられるようになったという声が聞かれます。
2-3.必要なものがすぐに取り出せる
必要なものがすぐに取り出せるのも、汚部屋を片付けるメリットの一つです。不用品を処分して必要なものだけが収納された状態なので、どこに何があるか分かりやすく、探す手間がかかりません。必要なときに必要なものがすぐに取り出せるので、ストレスにならないのもメリットです。
2-4.不用品を買わずに済む
汚部屋を片付けることで、不用品を買わずに済むのも大きなメリットです。何がどれぐらいあるかすぐに分かるので、念のために買わなくて済みます。同じものがたくさん部屋にあることが多いといった人は、特に大きなメリットといえるでしょう。無駄な出費が減るので、節約にも効果的です。
2-5.知人などを部屋に招待しやすくなる
汚部屋を片付けると、部屋を見られても困らないため、知人などを部屋に招待しやすくなります。また、キレイに片付いた部屋なら、急に知人が訪ねてきても慌てることがありません。次第に、交友関係が広がって、孤立することもなく楽しく暮らせるようになります。また、部屋に招待しやすくなることで、恋人などのごく親しい人と良好な関係を維持しやすくなるのもメリットです。
3.汚部屋を片付ける前にチェックすること
汚部屋を片付ける前にチェックすることを、詳しく見ていきましょう。
3-1.汚部屋の片付け期限
いつまでに汚部屋を片付けるべきか、確認しておきましょう。片付けの期限を確認することで、片付けのスケジュールを立てやすくなります。たとえば、持ち家で特に期限を意識する必要がない場合は、マイペースでコツコツと片付けることが可能です。しかし、近所から苦情が出ている、賃貸物件の退去が迫っているといった場合は、早急に片付ける必要があります。
3-2.片付ける順番や方法
汚部屋を片付ける順番や方法についても、最初に確認しておきましょう。汚部屋といっても、普段使っている部屋とほとんど使っていない部屋では、片付けの優先順位が異なります。まずは、普段使っていない場所から手を付けるとよいでしょう。挫折を防ぐには、なるべく物量が少なく、汚れがひどくない場所から始めるのもよい方法です。さらに、片付ける方法をある程度決めておくことで、実際の作業がスムーズに進みます。
3-3.不用品の処分方法
不用品の処分方法も、事前に確認しておくことが大切です。不用品を処分するには、以下のような方法があります。
- 自治体回収にゴミとして出す
- 関連法律に沿って出す
- 販売店の回収サービスを利用する
- 不用品回収業者に依頼する
- 買取に出す
上記のうち、一番おすすめは不用品回収業者に依頼する方法です。大量の不用品をまとめて回収してもらえる、都合のよい日時と場所で回収してもらえるなどメリットが多くあります。可能なものは買取してもらえることもあるので、確認してみるとよいでしょう。
4.汚部屋を片付ける手順
汚部屋を片付ける手順を、具体的にご紹介します。
4-1.最初に全体の物量や汚れ具合を確認する
最初に、全体の物量や汚れ具合を確認しましょう。現実としっかり向き合って、なるべく正確に確認してください。どこにどれぐらいの物量があるのか、どれぐらい汚れているのか最初にチェックすることで、全体像が把握できます。なお、この時点で、自分だけで片付けるのが無理だと感じたら、業者に相談して片付け作業から依頼するとよいでしょう。
4-2.作業スケジュールを立てる
汚部屋の物量や汚れ具合を把握したら、作業スケジュールを立てましょう。作業スケジュールを立てることで、実際にどれぐらいの期間がかかるか、どれぐらいの労力が必要かが分かりやすくなるからです。また、挫折を防ぐことにもつながります。なお、この時点で家族や知人などに手伝ってもらえるかどうか確認してみるとよいでしょう。片付ける人数が多いほうが、短時間で楽に片付けることができます。
4-3.汚部屋の片付けに必要な道具を揃える
汚部屋を片付ける前に、必要な道具を揃えておきましょう。具体的には、以下のようなものがあると便利です。
掃除道具
- 掃除機
- ほうき
- ちり取り
- はたき
- フロアーワイパー
- 掃除用使い捨てシート(ドライタイプ・ウェットタイプの両方)
- 雑巾
- バケツ
- 住宅用中性洗剤
仕分け道具
- ゴミ袋
- 段ボール箱
- 古新聞紙
- ビニールテープ
- 紙ひも
- ハサミ・カッター
- 油性マジック
服装
- 三角巾
- マスク
- ゴム手袋(使い捨てタイプが便利)
- 軍手
- 汚れてもいい洋服(長袖・長ズボンがおすすめ)
- 室内用シューズ
なお、ゴミ袋や段ボール箱などの仕分け道具は、作業中に不足しないよう、多めに用意しておくことがおすすめです。
4-4.ゴミや不用品を仕分ける
作業計画に沿って片付けを進め、ゴミや不用品を仕分けて処分しましょう。ゴミや不用品の仕分け基準は、以下を参考にしてください。
- 汚れや傷みがひどい
- 不具合や故障などで正常に使えない
- サイズが合わなくなった
- 趣味に合わない
- 特に思い入れがない
- 今後使う予定がない
- 必要な数以上にある
不用品を仕分けるときは、なるべく時間をかけないことが大切です。一つずつ時間をかけていると、時間が足りなくなってしまいます。ゴミや不用品の仕分けが終わったら、適切な方法で処分してください。ゴミは、きちんと分別して自治体回収に出しましょう。不用品の処分方法については、この記事の「3-4.不用品の処分方法を決めておく」を参考にしてください。
4-5.必要なものだけを収納する
最後に、必要なものだけを、収納していきましょう。具体的なポイントは、以下を参考にしてください。
- ものの定位置を決めて収納する
- 使う場所の近くに収納する
- 出し入れしやすい方法で収納する
- 収納場所に余裕があっても無理に詰め込まない
すべてのものを収納したら、仕上げに掃除をして完了です。
5.キレイな状態を維持するポイントは?
汚部屋を片付けた後でキレイな状態を維持するには、ポイントがいくつかあります。
5-1.簡単にでも掃除する習慣を付ける
キレイな部屋を維持するには、簡単にでも掃除する習慣を付けましょう。実際に、掃除する習慣がある人は、汚部屋にしてしまうことはほとんどないものです。ただし、毎日本格的に掃除する必要はありません。毎回5~10分程度でもよいので、すき間時間などに床をフロアーワイパーで掃除するなど、無理のない方法で進めましょう。なるべく簡単にできる掃除道具を用意したり、手間のかからない掃除方法を選んだりすることがコツです。
5-2.定期的にゴミを出す
定期的にゴミを出すことも、キレイな部屋を維持するのに必要不可欠です。定期的にゴミを出すことができれば、部屋がゴミであふれることはありません。自治体のゴミ収集スケジュールやゴミの分別方法を確認して、こまめに出していきましょう。ゴミの収集スケジュールや分別方法などは、自治体のホームページなどで確認してください。
5-3.ものを使った後は必ず定位置に戻す
ものを使った後は、必ず定位置に戻すことで部屋が散らかるのを防ぐことができます。部屋が散らかってしまう人は、ものを使った後に適当な場所に放置したり収納してしまったりする傾向があるものです。しかし、必ず定位置に戻すことを徹底すれば、ものがなくなったり部屋が散らかったりすることはありません。
5-4.定期的に不用品を仕分けて処分する
キレイな部屋を維持するには、定期的に不用品を仕分けて処分するようにしましょう。すると、いつでもキレイな部屋を維持できます。今は必要なものであっても、今後不用品になることもあるでしょう。また、新たにものを買っても、結局使わないままというケースもあります。定期的にチェックして処分し、不用品をため込まないようにしてください。
5-5.不用品を買ったりもらったりしない
不用品を買ったりもらったりしないことで、ものが増えるのを防ぐことができます。特に、以下のようなポイントに当てはまる人は、注意してください。
- 家にどんなものがどれぐらいあるか分からない
- セールや限定品に弱い
- 特に理由もなくものを買うことがある
- 買いものでストレスを発散している
- 無料でサンプルをもらうのが好き
- 通学・通勤途中や家の近くに商業施設がある
5-6.定期的に知人などを招待する
定期的に知人などを招待することも、キレイな部屋を維持するコツの一つといえます。知人が来るとなれば、掃除や片付けをせざるを得ないからです。特に、キレイ好きな人や好意を持っている人を招待するとよいでしょう。相手に嫌われたくないことで、掃除や片付けのモチベーションがアップします。
5-7.定期的に業者へハウスクリーニングを依頼する
キレイな部屋を維持するには、定期的に業者へハウスクリーニングを依頼するのもよい方法です。業者ならではのテクニックで、隅々までキレイにしてもらうことができます。また、1回業者に入ってもらうことで、自分で掃除するのが格段に楽になるのもメリットです。多忙などで掃除や片付ける時間が十分に取れない人も、積極的に検討してみるとよいでしょう。
6.汚部屋の片付けを業者に依頼する方法
汚部屋の片付けを業者に依頼する方法について、詳しく見ていきましょう。
6-1.信頼できる業者の選び方
汚部屋の片付けを業者に依頼する場合は、以下のポイントを参考にして信頼できるかどうかチェックしてください。
- 汚部屋の片付けで豊富な実績がある
- 丁寧な作業や高品質な仕上がりで定評がある
- 見積もりは無料
- 分かりやすくてリーズナブルな料金システム
- 都合のよい日時と場所で作業してもらえる
- 可能なものは買取もしている
- スタッフが親切で顧客からの評判も上々
- 業務に必要な各種許可を取得済み
6-2.業者に汚部屋の片付けを依頼するときの注意点
業者に汚部屋の片付けを依頼する場合、いくつか注意すべき点があります。
6-2-1.やってもらいたいこととやらなくていいことを明確に伝える
まずは、業者にやってもらいたいこととやらなくていいことを明確に伝えましょう。特に、やらなくていいことは、確実に伝えることが大切です。行き違いを防ぐためには、口頭で伝えるだけでなく、メールや文書などで記録に残すようにしてください。
6-2-2.不明な点をそのままにしない
業者とのやり取りで不明な点があったら、そのままにしないでください。業者からの説明や見積もりの内容などで不明な点があったら、その場で確認してクリアにしておきましょう。たとえ小さなことでも、自己判断で都合のいいように解釈した結果、思わぬトラブルにつながることがあるので注意が必要です。
6-2-3.悪質業者の手口に乗らない
悪質業者の手口には、特に注意してください。最近では、汚部屋の片付けで悪質業者による被害が急増しています。特に、以下のような業者は悪質なので気を付けましょう。
- 突然訪問してきたり勧誘電話をしつこくかけてきたりする
- 激安な料金プランを提示するものの、料金体系が不透明
- 何かと理由を付けて家に上がりたがる
- 勝手に部屋のものを持ち出そうとする
- スタッフの言葉遣いや態度が悪い
- 強い言葉や態度で契約を迫る
- キッパリ断っているのにしつこく居座る
- 身分証や社員証の提示を渋る
- 正式な見積もりや契約書を作成せず、口約束だけで契約しようとする
7.汚部屋から脱出する手順に関するよくある質問
最後に、汚部屋から脱出する手順に関する質問に回答します。それぞれ役立ててください。
Q.女性のほうが汚部屋になりにくいと聞いたのですが?
A.性別は特に関係ありません。実際に、女性でも汚部屋にしてしまう人は多くいます。
Q.汚部屋に長年暮らしているとなかなか脱出できない?
A.確かに、長く暮らした分、部屋が大量のゴミや不用品であふれており、片付けが大変な傾向はあります。また、ゴミや不用品に囲まれた暮らしに慣れていることで、脱出が難しいケースもあるでしょう。
Q.汚部屋の片付けで出た不用品で買取してもらえるものの条件は?
A.以下のような条件を満たした不用品は、買取してもらえる可能性が高いでしょう。
- ひどい汚れ・破損・傷などがない
- ペットやタバコ・カビなどの臭いがない
- 不具合や故障がない
- 希少価値が高い
中でも、年式の新しい家電やセットものの家具、趣味のコレクションなどは思わぬ高額査定が出ることがあります。なお、業者によっても査定基準が異なるため、詳しくは業者に査定を依頼して確認してみるとよいでしょう。
Q.業者に汚部屋の片付けを依頼するメリットは?
A.以下を参考にしてください。
- 都合のよい日時を指定できる
- 自分で片付けるより効率よく作業が進む
- 自分で片付けるよりキレイに仕上がる
- 不用品の処分も同時に依頼できることがある
- 第三者に任せることで精神的な負担が軽くなる
Q.持ち家を汚部屋にしても特に問題ないのでは?
A.確かに、持ち家なら賃貸物件のように契約違反で退去を求められることはないでしょう。しかし、汚部屋が原因で害虫が繁殖したり悪臭が発生したりすると、近隣へ迷惑がかかることがあります。また、万が一失火して近隣に被害がおよべば、損害賠償問題に発展することもあるでしょう。
まとめ
今回は、汚部屋から脱出する手順について詳しく解説しました。汚部屋から脱出するには、きちんと手順を踏んで片付けることが大切です。むやみに手を付けても挫折してしまうだけなので、やめましょう。なお、汚部屋の片付けや不用品の処分は、信頼できる業者に依頼すると多くのメリットがありおすすめです。