オフィス家具をお得に処分したい! 処分する際の注意点も併せてチェック!


オフィス家具を処分したいとき、自治体回収で捨てることはできるのか、処分費用はいくらぐらいかかるのか悩んでいる方は多いでしょう。そもそも、オフィスなど事業目的で使用したものは産業廃棄物に分類されるため、自治体のゴミとして捨てることはできません。では、どのように処分すればいいのでしょうか。

本記事では、オフィス家具を処分する方法について詳しく説明します。

  1. オフィス家具は産業廃棄物
  2. オフィス家具を処分する方法
  3. コストを抑えてオフィス家具を処分する方法
  4. オフィス家具を処分する際の注意点
  5. オフィス家具の処分に関してよくある質問

この記事を読むことで、オフィス家具を処分する際の注意点なども分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。

1.オフィス家具は産業廃棄物

まずは、オフィス家具は産業廃棄物になるなど、基本情報をチェックしておきましょう。

1-1.事業活動に伴って生じる廃棄物

最初に説明したとおり、オフィス家具は産業廃棄物になるので自治体のゴミとして捨てることはできません。産業廃棄物とは、廃棄物処理法で規定された廃棄物のことで、事業活動に伴って生じるものは原則として産業廃棄物となります。産業廃棄物は全部で20種類あり、鉱物性油・動植物性油などの「廃油」や研磨くずなどの「金属くず」が代表的です。たとえ、個人事業主だとしても事業活動に伴って生じる廃棄物は、産業廃棄物として適切に処理する必要があります。

1-2.産業廃棄物を家庭ゴミとして処分するのはNG

オフィス家具を処分する際、面倒だからと不法投棄したり、家庭ゴミとしてゴミ捨て場に持ち運んだりするのはNGです。後ほど、【2.オフィス家具を処分する方法】で詳しく説明しますが、産業廃棄物は産業廃棄物収集運搬許可を取得している業者へ処分を依頼することになります。適切な処分方法が定められているため、その方法に従って処分することが大切です。不法投棄をすると、罰則が科せられる恐れがあるので注意してください。

2.オフィス家具を処分する方法

ここでは、オフィス家具を処分する方法について説明します。

2-1.不用品回収業者に依頼する

産業廃棄物の主な処分方法は、産業廃棄物収集運搬許可を取得している業者へ依頼することです。産業廃棄物を扱うためには許可が必要になるため、許可を得ていない業者は悪徳業者の可能性があります。不用品回収業者に依頼する際は、きちんと産業廃棄物収集運搬許可を取得しているかどうか確認してください。なぜ、許可を取得している業者だけが産業廃棄物を処理できるかというと、それは産業廃棄物の不法投棄を防ぐためだからです。不法投棄が問題になっているので、国や自治体も対策を練っています。

2-2.マニフェストを発行してもらう

産業廃棄物を処分する際は、必ずマニフェストを業者から発行してもらう必要があります。マニフェストとは、産業廃棄物をどのように処分したのか、適切な方法で処分したかどうかを証明するためのものです。産業廃棄物収集運搬許可を取得している業者はマニフェストを発行していますが、悪徳業者は発行しない傾向があります。マニフェストの発行は法律で決まっているため、産業廃棄物を処分する際は必ず受け取り、大切に保管してください。

2-3.自治体に相談する

自治体の中には、オフィスから出たゴミを受け入れてくれるところがあります。ただし、すべての自治体がオフィス家具の処分に対応しているとは限らないので、事前に問い合わせて確認してみましょう。また、自治体にオフィス家具の処分を依頼する際は、自分で指定された場所まで運ぶ必要があります。そのほか、事前に有料ゴミ券を購入しなければならなかったり、収集時間が指定されていたりと定められているので注意が必要です。オフィス家具の処分で悩んだ際は、自治体に相談するのも方法の1つでしょう。

2-4.自分で処分場に持ち運ぶ

オフィス家具を産業廃棄物の収集を受け付けている処分場まで、自分で持ち運ぶのも方法の1つです。直接持ち運ぶことで処分費用を安く抑えられる可能性があります。ただし、中小企業だけの制度として定めている自治体がほとんどです。たとえば、東京都の場合、サービス業は資本金が5,000万円以下・従業員数は100人以下、小売業は資本金が5,000万円以下・従業員数は150人以下と決まっています。多くの自治体のホームページに記載されているので、事前にチェックしておきましょう。

3.コストを抑えてオフィス家具を処分する方法

ここでは、コストを抑えてオフィス家具を処分する方法について説明します。

3-1.買取専門業者に依頼する

できるだけ処分費用を抑えたい方は、買取専門業者に依頼するといいでしょう。一般的に、まだ使える状態のものは買い取ってもらえる可能性があります。壊れていない限り、オフィス家具は買取対象になるので、問題なく使えるものは一度査定を依頼してみてください。特に、買取専門業者は中古市場の状況を把握しているため、より適切な価格で買い取ってもらえるでしょう。ただし、壊れているオフィス家具は買取不可になることがあるので要注意です。

3-2.リサイクルショップを利用する

買取専門業者で買い取ってもらえなかった場合、リサイクルショップを利用する方法があります。リサイクルショップの中には、オフィス家具・用品などを買い取っているところもあるでしょう。買取専門業者よりも査定が緩やかですので、買取専門業者で売れなかったオフィス家具を買い取ってもらえるケースもあります。買取額は低くとも、コストを抑えてオフィス家具を処分したい方は査定を依頼してみてはいかがでしょうか。

3-3.ネットオークション・フリマアプリを利用する

自分でオフィス家具を売りたい方は、ネットオークションやフリマアプリを利用する方法もあります。ネットオークションやフリマアプリは、自分で金額を決めて出品できるので、希望額で落札されることもあるでしょう。実際に、ネットオークションやフリマアプリをチェックしてみると、オフィス家具を出品している人はたくさんいます。どのようなオフィス家具がいくらで落札されているのか、買取相場もチェックできるでしょう。

3-4.オフィス用品をまとめて回収してもらう

コストを抑える方法として、オフィス用品をまとめて回収してもらうのも選択肢の1つです。移転などでオフィス家具を買い換える際、不要なものを1つずつ処分するよりもまとめて処分したほうが安くなるケースもあります。回収業者にとっては、まとめて回収したほうが手間と時間が省けるからです。たくさんのオフィス家具を処分したい方は、まとめて処分するようにしましょう。

4.オフィス家具を処分する際の注意点

ここでは、オフィス家具を処分する際の注意点を解説します。

4-1.無理に解体しない

「解体すれば家庭ゴミとして処分できる」と思いがちですが、産業廃棄物は解体しても産業廃棄物です。解体したからといって粗大ゴミや不燃ゴミとして処分しないように注意してください。また、処分費用を抑えようと無理に解体すると、ケガをする恐れがあります。オフィス家具を解体するのは思った以上に大変ですし、なかなかうまくいかないケースがほとんどです。無理をして解体するよりも、法令や条例などにのっとり適切な方法で処分したほうが安心できます。

4-2.余裕を持って処分する

オフィス家具を処分する際は、余裕を持って計画的に行うことが大切です。特に、オフィスの移設や引っ越しでは、スケジュール策定・管理が大きなポイントとなります。どのオフィス家具をどのように処分するのか、いつまでに処分しなければならないのかなど社員で情報共有をしておきましょう。3月・4月・9月・10月などの引っ越しシーズンや年末年始、連休明けは処分するのに時間がかかる可能性もあります。余裕を持って対応することがオフィス家具の処分で注意しておきたいポイントです。

4-3.悪徳業者に要注意!

不用品の回収や買取を行っている業者の中には、不正を働く悪徳業者が存在しているので注意が必要です。「回収後に高額な追加費用を請求された」「回収してもらったものが不法投棄されていた」など、悪徳業者とのトラブルが相次いでいます。悪徳業者とのトラブルを未然に防ぐためには、下記のポイントに注目してください。

  • 不用品回収の実績があるか
  • 買取サービスも行っているか
  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • 見積書の内容が具体的に記載されているか
  • 無料見積もりや無料相談を受け付けているか
  • 産業廃棄物収集運搬許可を取得しているか
  • 口コミや評判がいいか

5.オフィス家具の処分に関してよくある質問

オフィス家具の処分に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.パソコンを処分する際はデータを消去したほうがいいのか?
A.はい。パソコンなどのデジタル機器は、さまざまなデータが記録されています。オフィスで使用したパソコンには外部へ流出してはいけない顧客情報・機密事項などが記録されているため、それらを完全に消去してから処分しなければなりません。主なデータの消去方法としては、専用消去ソフトを使う論理的消去法と、カッターなどでHDDに傷をつける物理的破壊があります。

Q.オフィス家具の処分にかかる費用は?
A.処分費用を、大きさや重さで決めていたり、1台あたりで計算したりするなど、業者の対応は多種多様です。目安としては、下記を参考にしてください。

  • イス:500~1,500円
  • デスク:1,000~4,000円
  • プリンター:4,000~5,000円
  • パーティション:2,000~3,000円
  • ロッカー:2,000~5,000円
  • ホワイトボード:1,000円〜

また、上記のほかにも運搬に必要な車両費や作業員の人件費などが追加されることになります。全体でいくらかかるのかだけでなく、どのような作業にいくらかかるのか詳細もチェックしておきましょう。

Q.リサイクルショップに依頼する際の注意点は?
A.どのような買取方法が選択できるか、事前にしっかりと確認することです。リサイクルショップの中には、持ち込み買取だけ行っているところがあります。持ち込み買取だと、自分たちでオフィス家具を運ばなければなりません。大きめのサイズが多いオフィス家具は運搬がとても困難ですので、出張買取を行っているかチェックしてください。

Q.どんなオフィス家具が売れるのか?
A.イトーキ・オカムラ・コクヨなど人気がある国内ブランドは、高く売れる傾向があります。有名ブランド・人気ブランドのオフィス家具であればあるほど、高価買取が期待できるでしょう。国内ブランドだけでなく、ヒューマンミラーやジロフレックスなど海外のブランドも高く売れる可能性があります。状態がよく、中古市場で人気があるオフィス家具は高値がつきやすいので、買取に出すのがおすすめです。

Q.オフィス家具を高く売るコツは?
A.できるだけ状態をよくするために、ホコリや汚れをキレイに拭き取ることです。ホコリがかぶっていたり、汚れがついていたりしているだけでも、査定が減額される可能性があります。購入時の状態にすることが高く売るコツですので、査定を依頼する前にオフィス家具の状態をチェックしておきましょう。

まとめ

オフィス家具は原則として産業廃棄物になるため、自治体で家庭ゴミとして捨てることはできません。基本的に、産業廃棄物収集運搬許可を取得している業者へ処分を依頼することになります。ただし、まだ使える状態のオフィス家具は買取に出すのも選択肢の1つです。リサイクル買取センターでは、不用品の回収と買取を行っています。オフィス家具の処分でお悩みの方は、ぜひ一度お問い合わせください。


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