防犯登録がされている自転車を売るには? その方法と注意点
子ども用・ママチャリ・ロードバイクなど、使わなくなった自転車を売ると決めた時、気になるのが防犯登録ではないでしょうか。相手に何を聞かれることもなく売れる場合もありますが、一方で買取を断られるケースも。
そこで今日は、防犯登録がされている自転車を売るにはどうしたら良いか、その注意点などをまとめました。今から自転車を売る予定のある人は必読です!
1.自転車の防犯登録って?
自転車の防犯登録とは、登録することで一定期間警察にて持ち主のデーターが保管される、というもの。昔は任意でしたが、1994年から自転車を所有する者は、必ず登録するように法律で決められています。万が一盗まれた場合、防犯登録データーから放置自転車を検索することで、場所の特定に役立つのです。
ただ、防犯登録は永久に続くものではなく、例えば東京都の場合登録から10年後、京都府は5年後に記録が自動的に抹消されます。これは地域によって異なるため注意しましょう。
2.防犯登録中の自転車だと売れない?
現在の登録を抹消しなければ、最悪の場合、次の自転車のオーナーが窃盗の罪を着せられる場合も。ただし、防犯登録のチェックは取引する店次第と言えるのが現状ですし、自転車購入時に面倒で防犯登録をしない人もいます。きちんと防犯登録を抹消した自転車は、リサイクルショップ側の手間が省けるため、高く買取られる可能性があるでしょう。
3.防犯登録の抹消の仕方
手続き方法やルールはお住まいの地域によって異なります。各都道府県の公安委員会に指令を受けた団体が請け負っているため、事前に確認しておきましょう。
一般的な防犯登録抹消の仕方は、必要書類を揃え自転車本体と一緒に、警察の担当課や登録業務を行うサイクリングショップ、ホームセンター等に持込むことです。ただし、地域によって抹消手数料が発生することも。
登録抹消に必要とされる主な書類
- 自転車防犯登録カード
- 本人の身分証明
- 自転車保証書など
これらの書類は無くしやすいため、あらかじめ登録番号をメモしておいたり、書類を写真にとっておくと便利です。
また、自転車本体に防犯登録シールが貼ってある場合、番号さえ分かれば書類がなくても登録を抹消できるでしょう。もし誰かに譲る場合は、譲渡証明書を作成し防犯登録の変更をするか、登録を抹消して譲り手が新たに登録し直す必要があります。
おわりに
自動車のように複雑な手続きはないにしても、自転車登録やその抹消はわずらわしいかもしれません。しかし、あなたの次の持ち主に何らかの迷惑がかかるかもしれませんし、スムーズに高く自転車を売るためにも、自転車登録は忘れずに行いましょう。