テレビの寿命は何年? 故障する前の見極め方や処分方法も詳しく解説!
「そろそろ新しいテレビに買い替えたいけど、テレビの寿命は何年ぐらいだろう」とお考えではありませんか? テレビを買い替えるにしても、寿命を見極めて適切なタイミングで行いたいものです。しかし、テレビの寿命が近づくとどんな症状が見られるかなど、よく分からないこともあるでしょう。それに、不要になったテレビを処分する方法も知りたいですよね。
そこで今回は、テレビの寿命について詳しく解説します。
この記事を読むことで、テレビの寿命を見極める方法が分かり、適切なタイミングで処分することができます。まずは、記事を読んでみてください。
1.テレビの寿命はどれぐらい?
最初に、テレビの寿命はどれぐらいかについて見ていきましょう。
1-1.一般的には平均7~10年程度
テレビの寿命は、平均7~10年程度が一般的です。多くの場合、寿命を迎える前にさまざまな症状が見られます。具体的には、この記事の「2.テレビの寿命が近づいているサイン」を参考にしてください。テレビの寿命が近づいているサインが見られたら、早めに買い替えることを検討しましょう。
1-2.画面のバックライトが早く寿命を迎える
テレビの部品の中で最も寿命を早く迎えるのは、画面のバックライトです。画面のバックライトは、画面を明るく照らすことで、色鮮やかでクッキリした画像や映像を映す役割を持っています。そのため、テレビを視聴するたびに大きな負担がかかるのです。テレビの使い方によっては、画面のバックライトが購入後3~4年程度で寿命を迎えることもあるでしょう。
1-3.使い方や使用環境などによって大きく左右される
テレビの寿命は、使い方や使用環境などによって大きく左右されるものです。そのため、購入後2~3年で寿命を迎えるケースがあれば、10年以上問題なく使うことができるケースもあります。なるべく長く使いたいのなら、この記事の「3.テレビの寿命を延ばす方法」を参考にするとよいでしょう。
2.テレビの寿命が近づいているサイン
テレビの寿命が近づくとどんなサインが出るか、具体的に見ていきましょう。
2-1.画面がチカチカする
テレビの寿命が近づくと、画面がチカチカすることがあります。画面がチカチカするのは、バックライトの寿命が近づいているサインです。そのまま視聴し続けると見づらいだけでなく、目に大きな負担がかかってしまいます。画面がチカチカするようになったら、テレビの買い替えを早めに検討してください。
2-2.画面が暗くなる
画面が暗くなるのも、テレビの寿命が近づいている証拠です。バックライトの寿命が近づくと、十分な明るさを維持することができなくなり、画面が暗くなってしまいます。暗い画面では、テレビの使い勝手が大幅に落ちてしまうことでしょう。そのままにすると、何が映っているのかまったく判別できないほどになることもあります。
2-3.画面にシミのようなものが現れる
画面にシミのようなものが現れるのも、テレビの寿命が近づいている証拠になります。画面にシミのようなものが現れるのは、液晶もれなどが原因です。特定の位置にいつも現れているようになったら、買い替えをおすすめします。放置すればするほど悪化し、視聴を大きく妨げてしまうことでしょう。
2-4.音量調節がうまくできない
テレビの寿命が近づくと、音量調節がうまくできないことがあります。音量を一切調節できなくなるほか、突然大きくなったり小さくなったりするケースもあるでしょう。音量調節ができないと、テレビの視聴に支障が出ます。また、音量が大きなまま調整できなくなると、近隣に迷惑がかかることがあるので注意してください。
2-5.一部の機能が使えなくなる
テレビの寿命が近づくと、一部の機能が使えなくなることがあります。たとえば、テレビの表示設定を変更できない、録画機能付きのもので録画機能が使用できないなどです。よく使う機能が使えないのはとても不便なので、処分するタイミングを迎えたと考えましょう。
2-6.リモコンに反応しない
リモコンに反応しなくなるのも、テレビの寿命が近づいている症状といえます。リモコンの電池切れや故障なら、電池を入れたり買い替えたりすることで解消することでしょう。しかし、本体のリモコン受容部に不具合や故障がある場合は、リモコンの操作に反応しません。リモコンの操作に反応しないのではとても不便なので、早めの買い替えをおすすめします。
2-7.そのほかの症状
そのほかにも、テレビの寿命が近づくと以下のような症状が見られることがあります。
- 異音がすることがある
- 本体が異常に熱くなる
- 電源がなかなか入らない
- 突然電源が落ちることがある
3.テレビの寿命を延ばす方法
テレビの寿命を延ばすにはどんな方法があるか、詳しくご紹介します。
3-1.正しい使い方を守る
テレビの寿命を延ばすには、正しい使い方を守るようにしましょう。乱暴に操作したり、近くに調理器具などの発熱するものを置いたりするなどの間違った使い方により、テレビの寿命が大幅に短くなります。まずは、使用説明をよく読み、間違った使い方をしないように心がけましょう。なお、小さな子どもは、悪気なくテレビをたたいたり水をかけたりすることなどがあるので、正しい使い方をやさしく教えてあげることも大切です。
3-2.設置場所の条件や環境を守る
テレビの寿命を延ばすためには、設置場所の条件や環境を守ることも忘れないでください。たとえば、高温多湿となる場所や直射日光が当たる場所、ホコリっぽい場所などに設置するのはやめましょう。テレビは、安定した平らな場所に置くのが基本です。テレビの周囲にピッタリものを置くのもいけません。また、テレビの上にものを置くのも厳禁です。室温や湿度も、適正範囲内に収まるように調整しましょう。
3-3.こまめにクリーニングする
テレビを長持ちさせるには、こまめにクリーニングすることも大切です。テレビは静電気を発生させるため、ホコリが付着しやすくなります。また、操作スイッチ周辺などは手あかが付着することもあるでしょう。汚れを放置すると、テレビの素材を傷めるだけでなく、部品の小さなすき間から内部に汚れが入り込んで不具合や故障の原因になります。テレビの使用説明書をよく読み、正しい方法でこまめにクリーニングしましょう。
3-4.長時間使わないときは電源をオフにする
テレビを使わない時間が長くなるときは、電源をオフにすることで寿命を延ばすことができます。こまめに電源をオフにすることで、バックライトが長持ちしやすくなるためです。特に、外出時や就寝時などでテレビを使っていない時間が長くなるのなら、電源をオフにしてください。テレビのタイマー機能を使い、設定時間に電源が自動的に切れるようにするのもよい方法です。
4.寿命を迎えたテレビを処分する方法
寿命を迎えたテレビを処分する方法について、詳しくご紹介します。
4-1.テレビは自治体回収に粗大ゴミで出せない
テレビは、自治体回収に粗大ゴミとして出すことができません。テレビは、家電リサイクル法の対象品目であり、メーカーが回収することになっています。家電リサイクル法とは、テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機の4品目に含まれる資源を再利用することなどを目的とした法律です。不要になったテレビを処分するときは、家電リサイクル法に沿って処分するなど、そのほかの方法を選ぶ必要があります。
4-2.家電リサイクル法に沿って処分する
テレビを家電リサイクル法に沿って処分するには、以下の2つの方法があります。
4-2-1.料金販売店回収方式
料金販売店回収方式とは、販売店の店頭でテレビの家電リサイクルを申し込み、回収してもらう方法のことです。具体的な流れは、以下を参考にしてください。
- 販売店の店頭でテレビの家電リサイクル料金と運搬費用を支払って手続きする
- 家電リサイクル券の控えを受け取る
- 指定日時に運搬業者がやってきてテレビと家電リサイクル券の控えを回収する
- 運搬業者がテレビをメーカーの再生工場に運搬して完了
テレビの家電リサイクル料金は、メーカーや画面の大きさによって1,320~2,970円になります。より詳しい内容は、一般財団法人家電製品協会家電リサイクル券センターのリサイクル料金一覧表をご覧ください。なお、テレビの運搬費用は、1台2,000~6,000円程度が相場です。
4-2-2.料金郵便局振込方式
料金郵便局振込方式とは、郵便局の窓口でテレビの家電リサイクルを申し込み、自分で自治体の指定引取場所に持ち込む方法のことです。具体的には、以下の流れをご覧ください。
- 郵便局の窓口でテレビの家電リサイクル料金を支払って手続きする
- 家電リサイクル券の控えを受け取る
- 自治体の指定引取場所に自分でテレビを持ち込む
- 家電リサイクル券の控えを添えてテレビを引き渡す
自治体によっては、指定引取場所にテレビを持ち込む際に事前予約が必要になる場合があるので、確認してみてください。
4-3.販売店の下取りに出す
買い替えを伴う場合は、販売店の下取りに出して不要になったテレビを処分することも可能です。販売店では、テレビの新規購入を促すために、キャンペーンで不要になったテレビの下取りをしていることがあります。下取りしてもらうことができれば、買い替えと同時に不要になったテレビを処分できて便利です。なお、ほとんどの場合、下取りだけで利用することはできません。また、販売店によっては下取り可能なテレビのメーカーや機種を指定していることがあるので確認してください。
4-4.不用品回収業者に処分してもらう
寿命を迎えたテレビは、不用品回収業者に依頼して処分することもできます。不用品回収業者では、回収後のテレビを適切な方法でリサイクルしてもらえ、大切な資源を有効活用してもらうことが可能です。また、都合のよい回収日時と場所を指定でき、テレビを運搬する手間もかかりません。テレビ以外の不用品の処分や買取も同時に依頼できるのも大きなメリットです。
5.テレビの寿命に関するよくある質問
最後に、テレビの寿命に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。
Q.購入後15年以上経過したテレビは買い替えるべきか?
A.現時点で特に支障なく使うことができる場合は、無理に買い替える必要はありません。ただし、いつ寿命を迎えてもおかしくない状態であることは認識しておきましょう。
Q.テレビが寿命を迎える前に買い替えるメリット・デメリットは?
A.以下を参考にしてください。
メリット
- テレビが視聴できなくて困ることがない
- 状態がよければ買取してもらえることがある
デメリット
- 買い替えサイクルが短いとコスパが悪いことがある
- 処分方法によっては資源が無駄になる
Q.有名メーカー品のテレビなら長持ちする?
A.断言できません。単に有名メーカー品であることだけで、長持ちする理由にはならないからです。ただし、有名メーカー品はサポート体制が整っていることが多く、不具合があった場合にすぐ対応してもらいやすい点はメリットといえます。
Q.テレビをまとめて処分すると処分費用が安くなる?
A.不用品回収業者に依頼するなど、処分方法によってはまとめて処分したほうが安くなる可能性があります。なお、家電リサイクル法に沿って処分する場合は、テレビ1台ごとに家電リサイクル料金が必要になるため、安くなることはありません。
Q.信頼できる不用品回収業者の特徴は?
A.以下を参考にしてください。
- 不用品回収の実績が豊富にある
- 見積もりは無料
- リーズナブルかつ分かりやすい料金システム
- 都合のよい日時・場所・方法で回収してもらえる
- 回収後の不用品を適切な方法で再販・再資源化している
- 可能なものは買取もしている
- スタッフが親切で言葉遣いや対応が丁寧
- 顧客からの評判がよい
- 業務に必要な許可を取得済み
なお、当リサイクル買取サービスでも、寿命を迎えたテレビの処分をお受けしています。まずは、お気軽にご相談ください。
まとめ
今回は、テレビの寿命について詳しく解説しました。テレビの寿命は、約7~10年です。寿命が近づいたテレビにはさまざまな症状が出るので、きちんと見極めて適切なタイミングで処分しましょう。なお、不要になったテレビの処分方法には、家電リサイクル法に沿って手続きする、不用品回収業者に処分してもらうなどがあります。中でも、不用品回収業者なら、指定日時と場所で回収してもらえる、テレビ以外の不用品の処分や買取を依頼できるなど何かと便利です。まずは、信頼できる不用品回収業者によく相談してみるとよいでしょう。