どうやって捨てる? フィギュアの捨て方とリサイクル
人形を捨てるというのは昔から非常に難しいこととして扱われてきました。雛人形や五月人形などの自然素材の多い伝統的な人形であれば人形供養などを利用することで処分することもできるのですが、プラスチック製のフィギュアとなると捨て方が非常に難しいというのが現状です。
フィギュアを手放す際の注意事項をご紹介しましょう。
・フィギュアは燃えるごみ?
一般的なフィギュアの素材は“プラスチック”なのですが、実はプラスチックにも様々な種類があります。一般的にフィギュアの材料は“PVC”“ABS”などのプラスチック素材です。
地域によって廃棄方法は異なりますが、フィギュアは“プラスチックゴミ”というジャンルのゴミとして扱うことができます。
・フィギュアは資源としてリサイクル可能?
フィギュアの材料であるPVCやABSという樹脂は再利用が可能なプラスチックです。
PVC(ポリ塩化ビニル)はリサイクルを簡単に行なえる材料なのですが、燃やすことでダイオキシンが発生します。
ABSもリサイクル可能なプラスチックなのですが、添加された材料などによってリサイクル方法が異なります。
フィギュアの材料であるPVCやABSはリサイクル可能な材料なのですが、実は“殆どリサイクルされていない”というのが現状です。
PVCやABSなどの家庭ごみをリサイクルする業者は非常に少なく現実としてフィギュアを資源としてリサイクルすることは非常に難しいといえるでしょう。
・フィギュアを売ってリサイクル!
資源としてのリサイクルは難しいフィギュアですが、フィギュアそのものとしてリサイクルすることは可能です。
フィギュアはゴミとして処分するのではなく“売る”というのも一つの選択肢です。
フィギュアを上手に売るためのポイントについてご紹介しましょう。
【フィギュアは人気が重要】
フィギュアは志向性の高い商品なので需要とのバランスが重要になります。フィギュアの題材となった原作の人気や商品の希少価値などによって売値は大きく左右されます。
非常に稀なケースですが、人気と希少価値の高いものであれば購入時よりも高く売ることができる可能性もあります。
捨てるはずのフィギュアが臨時収入になるという可能性もあります。
【箱無しフィギュアは売り難い】
人気のあるフィギュアでも箱の無いものは非常に売り難くなります。箱の無いフィギュアは陳列などの面で管理が難しく、箱無しフィギュアは買い取り不可という買取業者も少なくはありません。
フィギュアを購入した際には箱も大切に保管しておくというもの大切な心掛けです。
【インターネットで情報収集】
フィギュアの人気動向や買取状況などはインターネットなどで知ることができます。買取価格に関しても明記している可能性もあるので、情報を集めてみましょう。
フィギュアの買取価格は変動していることから素早い対応なども上手に売るためのポイントになります。