倒産品の処分方法を知りたい人必見! 買取処分方法や注意点を解説!


「倒産品」とは聞き慣れない言葉ですが、会社が倒産したときに残っている在庫・備品・有価証券などの総称です。倒産品は、条件を満たせば処分することができます。「倒産品を処分したいのだが、よい方法はないだろうか?」と探している人もいるでしょう。

そこで今回は、倒産品の処分方法を紹介します。

  1. 倒産品の定義
  2. 倒産品を買取で処分することは可能
  3. 倒産品を売却するメリット
  4. 倒産品を買取処分してもらう方法
  5. 倒産品の処分に関するよくある質問

この記事を読めば、倒産品を買取に出す方法も分かるでしょう。倒産品の処分を考えている人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.倒産品の定義

倒産品の処分についてご紹介する前に、倒産品の定義や扱いについて紹介します。

1-1.倒産品は会社の倒産後に残された在庫など

倒産品とは、会社が倒産して発生した在庫などです。在庫は資産の一部でもあり、負債の一部でもあります。市場に「倒産品」として放出される品は、倒産品を買取する専門業者が買い取ったものがほとんどです。新品と同じですが、ものによっては商品のクオリティーが低いものがあります。そのため、「訳あり品」として安価で販売されることも多いでしょう。

1-2.倒産品は正当な理由なく処分できない

倒産品は、会社が倒産した後は破産管財人が破産財団として管理します。その後、換価処分して各債務者への弁済などに使わなければなりません。また、正当な理由なく倒産品を処分することは法律で禁止されています。

2.倒産品を買取で処分することは可能

この項では、倒産品を業者に売却することで処分する方法や処分できる倒産品などを紹介します。

2-1.正当な理由があれば倒産品を売却することは可能

前項で倒産品は正当な理由なく処分できないと説明しましたが、逆に言えば、正当な理由があれば処分可能です。たとえば、倒産品を売却して破産手続きに必要な費用を用意したい。弁護士や司法書士に破産や廃業に関する手続きを依頼するための費用に用いたいという場合は、正当な理由と言えるでしょう。

2-2.投げ売りは許されない

倒産品を売却する際、注意が必要なのが売却価格です。「在庫を処分したいので、たたき売りしたい」という人もいるでしょう。しかし、市場価格と比べ、極端に安く売ることはできません。処分した後で破産管財人から財産を不当に処分したと問いただされることもあるので気をつけましょう。

2-3.買取してもらえる可能性が高い倒産品

買取してもらえる可能性が高い倒産品は、以下のようなものです。

  • 事務機器:会社で使用していた事務用品でも売却できる可能性がある
  • 厨房機器:飲食店が倒産した場合、買取してもらえる
  • 家電
  • 日用雑貨:タオル・食器・調理器具・日用品など流行に左右されないもの

なお、洋服などは流行があるので古いものは買取不可のケースもあるでしょう。食品の場合は、缶詰・ビン詰め・乾物など、消費期限が長いものであれば、買取可能なものもあります。

3.倒産品を売却するメリット

倒産品を売却するメリットには、現金を得ることと在庫保管の費用削減が上げられます。会社が倒産した場合、現金を用いる以外の取引ができなくなる可能性があるでしょう。そのため、少しでも多くの現金を確保することはとても大切です。また、在庫を保管しておくためにも費用が必要なので、その節約にもなります。

4.倒産品を買取処分してもらう方法

では、どうやって倒産品を売却することができるのでしょうか? この項では、その方法を紹介します。

4-1.倒産品の買取は実績ある業者がおすすめ

倒産品の買取は実績がある専門業者がおすすめです。ネットを検索すれば高価買取をうたっている業者もありますが、実績を確認し、それが豊富な業者がおすすめでしょう。また、買取希望の品によっては、専門業者が存在します。たとえば、アパレル用品や業務用厨房機器などは、専用の買取業者があるので、利用してみるのもおすすめです。

4-2.相見積もりは乱用しない

複数の業者にネットで一括見積もりを依頼できる相見積もりはとても便利です。しかし、何度も利用すると悪徳業者にまで個人情報が渡ってしまう可能性があります。業者を探す場合は、相見積もりの乱用はやめましょう。

4-3.迅速に対応してくれる業者を選ぶ

倒産品の処分は、時間との勝負というケースもあります。見積もりから買取まで迅速に対応してくれる業者を選びましょう。対応をのらりくらりと引き延ばしている業者は、足下を見ている可能性があります。そのような業者に当たってしまった場合は、変更を考えてください。

5.倒産品の処分に関するよくある質問

この項では、倒産品の処分に関する質問を紹介します。

Q.倒産品の中に不良在庫がありますが買取は可能ですか?
A.不良在庫の内容によります。流行遅れだったり売れる見込みがなかったりするものは買取不可のケースもあるでしょう。

Q.倒産品は備品もふくまれますか?
A.はい。事務用品や業務用厨房機器などは備品になります。

Q.倒産品の買取業者は会社の近くから選んだ方がいいでしょうか?
A.無理に会社の近くの業者に依頼する必要はありませんが、可能なら出張費用などが節約できるのでおすすめです。

Q.倒産品の処分は買取以外は廃棄だけでしょうか?
A.はい。寄付などは難しいので、できれば買取してもらえるように頑張りましょう。

Q.倒産品が少量でも買取可能ですか?
A.業者によります。ある程度量がないと買取不可ということもあるでしょう。

まとめ

今回は、倒産品の処分について解説しました。会社が倒産した場合、やることがたくさんあって倒産品の処分まで頭が回らないこともあります。しかし、現金収入を得られる貴重な機会ですので、破産管財人とも相談して可能なら売却処分できるように頑張ってみてください。仕入れ値と同じ程度で売却するのは難しかもしれませんが、在庫が大量ならば、ある程度の金額が望めます。なお、交渉はできるだけ自分で行いましょう。


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